宮城県仙台市を中心に総合不動産業を展開する山一地所(宮城県仙台市)。賃貸管理業においては、3月時点で1万2008戸の管理を受託している。管理戸数ランキングでは2020年には1万1630戸で6年ぶりに宮城県内トップへ返り咲き、その後、2年連続で宮城県内トップを維持している。ストック収入増を経営の軸に業績を伸ばしつつ、「社内教育を見直したい」と話す渡部洋平社長に、事業の詳細と今後の展望を聞いた。
建築から受託し11年で管理4000戸伸長
売上高は50~60億円を推移 ストック収入伸長に注力
―御社といえば宮城県内で管理会社として大手のイメージですが、社長就任時からどれくらい管理戸数を増やされましたか。
私としては全国的に見たらまだまだかと思っていますが、私が社長に着任した2010年から11年間で毎年大体400戸ずつ管理受託数を伸ばしている計算になります。21年の管理戸数ランキングで集計した際には1万2008戸でした。管理手数料収入や、自社保有物件などによる家賃収入などのストック収入を伸ばすことで、業績が安定します。