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2025.01.06
50周年

【トップ対談】50年の感謝、そして誇れる故郷を未来へ

 

創業50周年を迎え、これまでの歩み、新社屋への思い、目指す 未来などについて渡部志朗会長(写真右)と渡部洋平社長(写真左)が語り合いました。

 

何事にも一生懸命に取り組んできた
かけがえのない50年の歩み

 

渡部志朗会長(以下、会長)
創業は昭和50年1月1日。まったく知らない土地で創業したので、物はなく、人もおらず資金も少ない状態でした。
当時の不動産業というのは警戒されてしまう商売で、簡単には受け入れられなかった。
とはいえ、人間対人間ですから、お客様の役に立ち、謙虚さを大切にしていれば、少しずつ分かってもらえるようになりました。
いろんな出来事がありましたが、あれから50年経った今思うことは「とても運が良かった」の一言です。

 

渡部洋平社長(以下、社長)
創業50周年という節目を迎えられたのは多くのお客様、協力会社様、先人を含めて関わってくださった従業員の皆様のおかげだと感謝しています。
2010年に社長というバトンを受け取って15年目となりましたが、「ビジョン・ミッション・バリュー」を掲げて、お客様の役に立ち、地域の発展のために尽くし、従業員の幸せを考えることを愚直に続けてきたことが、長きにわたってご支持いただけている要因なのかと思います。

 

会長
創業当時は本当に一生懸命やらないといけなかったし、そうした苦労があったからこそ、今に繋がっているのだと思います。
人に対しての優しさや気配りは大事で、すべての従業員がその思いを抱いていれば、自然とお客様の方から来てくださいますよね。

 

1990年12月に建設された旧社屋。2024年の移転まではアパマンショップ泉中央店として営業。

 

故郷を襲った未曾有の大地震
気づかされた信頼関係の大切さ

 

社長
これまで良いことや悪いことなど、様々なことがありましたが、やはり社長就任1年目の東日本大震災は忘れられない衝撃的な出来事でした。
ライフラインもままならず、誰もがこの先どうなってしまうのか分からない中、発災の翌日には大半の従業員の皆さんが会社に来て協力業者様に声をかけ、集まってくださった皆さんも被災しているにも関わらず、これからの復旧について話し合えた時は目頭が熱くなったことを覚えています。

 

会長
築き上げてきた人付き合いが、うまく作用した結果ですよね。
いろんな苦労を乗り越えるためにこれまで懸命にやってきただけに、どうすれば人から信頼されるかが自然と身に付いていたんだと思います。

 

2011年から続く「山一協力会」には地域の約50社が参加。有事に備えて会員間の横のつながりを強化するとともに、毎年異なるテーマで勉強会を開催し、知識・技術向上に努めている。

 

新社屋の完成で芽生えてきた主体性

 

社長
新社屋が完成して一部の方々にお披露目する機会を設けたのですが、建設までに従業員の皆さんからいろんな意見を吸い上げて、できる限り反映したので「従業員のことをよく考えて作られた社屋ですね」という言葉をいただけたときは嬉しかったですね。

 

会長
新社屋で働くようになって数か月経ちましたが、従業員の皆さんがプライドを持てるようになったと感じています。
かつては部署によってはテナントを借りて業務を行っていたり、駐車場が狭かったりなどの弊害がありました。
今ではゆったりとした空間で働けるし、きっと家族にも自漫できる職場になったのではないでしょうか(笑)。

 

社長
新しい職場になってから、社屋をもっとこんな風に活用できたらいいのではないかなどの意見が聞こえ、社員の主体性が高まってきていると感じています。
そうした姿勢は大歓迎ですね。
社屋は建てたことが目的ではなく、これから先、さらにサービスを向上させるためにどのように活用していくかがとても大切なので、積極的なボトムアップを期待しているところです。

 

マスメディア・関係者様向け新社屋完成見学会の様子。全社員アンケートやワークショップで募った社員の声を様々な場所に反映している。

 

今と未来の価値を創るには

 

会長
50年続けてこられたので、これまでを土台にして会社を大きく成長させて、みんなで幸せを作っていけたらと思っています。
そのためには、今以上に利益を上げる努力が必要になってきます。また、外国籍のお客様に対してもフォローできる体制を整えて、グローバルな時代にもしっかり対応できるようにしたいと考えています。

 

社長
一区画の土地の売買から始まって、泉中央の土地区画整備事業や東北学院大学泉キャンパス開設に伴う住居のサポートに携わるなど、時代の変化に応じてこれまで様々なことに取り組んできました。
今後も時代の変化を読み取り、多様な価値観を認め、私たちが変化を起こしていく存在になりたいですし、同じ思いを持った方たちと一緒に未来を創っていきたいですね。
それができれば、誇れる故郷を未来へ繋げていけると思っています。

 

株式会社山一地所

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